Georgia O'Keeffe： To See Takes Time ハードカバー

MoMAの展示会「Georgia O’Keeffe: To See Takes Time」と連動して刊行された書籍。
オキーフのキャリア初期の有機的な抽象画、率直なヌード、燃えるような夕日から、その後の数十年間の花、肖像画、航空写真に至るまで、めったに一堂に会することのない多くの作品が再集結しています。
展覧会のキュレーターであるSamantha Friedmanと、このプロジェクトに協力した紙の保存修復家Laura Neufeldによるエッセイも収録。よく知られているアーティストのあまり馴染みのない側面に、美術史的文脈と技術的洞察をもたらしています。

ジョージア・オキーフは、1916年に木炭で描いた、ベルベットのような目もくらむような螺旋状の渦巻きを思い起こしながら、こう書いています。「私はこの絵を何度も描いたが、描いている最中に前に描いたことを思い出すこともなかったし、そのアイデアがどこから来たのかもわからない。」
この渦巻きとそれに付随するドローイングのように、木炭、水彩、パステル、鉛筆による紙に描かれた作品の大半は、シリーズで制作されました。これらのシリーズを通して、オキーフは抽象的なものから具象的なものまで、モチーフの明確なレパートリーを発展させ、変容させました。

180ページ、180図版。
編集：Samantha Friedman。寄稿：Laura Neufeld、Emily Olek